高所点検は有資格者による目視が基本ですが、近づくこと自体にリスクが伴い、天候や足場の組み方で点検できる範囲・頻度が制限されます。ドローン点検は普及しつつありますが、操縦技術と画像解析の専門知識が必要で、中小の仮設・建設会社には導入障壁が高いのが実情です。
高所や死角は目視での確認が難しく、ボルトの緩みや養生シートの破れなど、小さな異常を見逃しやすい。
点検には足場の設置や高所作業車が必要になることも多く、天候や人手の都合で後回しになりがち。
点検記録は写真とメモに散らばり、前回との比較や是正状況の追跡がしづらい。
登録ルートに沿ってドローンが現場全体を定期的に自動撮影し、AIが異常を検知。前回撮影との差分から悪化・新規箇所を自動でマーキングします。
登録ルートに沿って現場全体を自動撮影
AIが足場のゆるみ・破損・ひび割れを自動検出
前回撮影との差分から悪化・新規箇所を抽出
点検レポート・是正記録を自動生成
「AIが4種類を検知します」と一括りにするのは正直ではありません。対象ごとに技術的な成熟度は大きく異なります。
現場ごとに登録したルートを自動巡回。操縦の熟練は不要です。
ひび割れ・ボルト脱落・シート破損の3種を、自社で学習させたモデル(クラウドAutoML)で検知します(上記参照)。
前回撮影とのAI差分比較で、悪化・新規発生箇所を自動でマーキングします。
法定点検・施主提出用の書類をワンクリックで作成します。
検知した異常を現場図面上にピン留めし、対応の優先順位を提示します。
AIはあくまで一次スクリーニング。最終確認は有資格者が行う前提で設計します。
市販の産業用ドローン(DJI Matrice/Dockシリーズ等)と自動航路ソフトを使用。現場ごとに登録した経路を、毎回同じ角度・高さで自動撮影します。
撮影データはGPS位置・角度情報付きで、自動的にクラウドストレージへアップロードされます。
ひび割れ・ボルト脱落・養生シート破損は、自社で学習させたモデル(クラウドAutoML)が解析し、種類・場所・信頼度を出力します。
同じ地点の前回撮影とAIが位置合わせして比較し、悪化・新規箇所を自動で抽出します。
解析結果はデータベースに蓄積され、ダッシュボードにリアルタイム反映。点検レポートもここから自動生成します。
自動航路ソフトは、日本の人口集中地区(DID)規制を認識しません。技術的にはどこでもルートを組めますが、「飛ばしていいか」は完全に法律・許可の話です。鏑矢の現場(埼玉県内が中心)は、そのほとんどがDIDに該当すると考えるべきです。
初期に一度整える。
DID・30m・夜間飛行等をまとめて許可(有効期間1年、要更新)。
スポッター配置・歩道の一時的な誘導など、現場ごとに毎回必要。
包括申請があっても、個々の飛行前の通報は省略できません。
既存のドローン関連事業・仮設足場工事の契約とバンドル可能。導入のハードルを下げられます。
自社現場でドローン撮影とAI検知の精度を検証。
教師データを蓄積し、誤検知・見逃しを減らす。
同業他社・取引先ゼネコンへの展開を始める。
建設以外のインフラ点検へサービスを広げる。